こんにちは、あさです。
放送大学への入学を考えている方、「授業は難しくないだろうか」と心配していませんか?
私は入学から約4ヶ月がたちましたが、正直なところ、最初は「うーん、難しいな」と思った時が、何度かありました。
「難しさ」は人それぞれですが、私が感じた2つの時をお伝えします。自分が何を難しいと感じているのかが分かると、「じゃあ、どうすれば理解できるのか?」を考えることができて、今では楽しく放送大学の勉強を続けられています。
苦手な「歴史」の用語が多く登場した時
最初に「難しい」と感じたのは、教育学の講義(『心理と教育へのいざない』 第1章 教育とは)でした。「教育文化の変遷」という項で、苦手な「歴史」用語が度々出てきたのです。「武家階級」「七自由科」「人文主義」…学生時代に苦労した印象しかない用語の連続に、内容がまったく頭に入ってこず、何度も同じところばかりを読む始末。
逆に歴史が好きな人なら、スラスラと面白く読めるのかもしれません。教育学の講義は第5章まで続きますが、「歴史」用語は第4章まで度々登場しました。何日もかけて読み進めた結果、教育とは社会そのものを反映していて、時代背景を抜きにしては語れないものなのだ、ということが分かりました。
難しいと感じた用語も、インターネットで調べれば、たいていのことは分かりました。テキストに書きこんだり、ノートにメモしたり(私はGoogleドキュメントを使用しています)すると、「勉強している感」が高まり、学生時代に戻ったようで楽しいです。
あやうく最初から挫折しそうになりましたが、苦手な分野にも触れることが出来て良かったと感じます。後の講義によると、心理を学ぶ上では、他の分野についても幅広く興味をもって学んでみる事が大切なのだそうです。学び始めの時期は、細かい用語にこだわるよりも、内容をおおまかにでも理解し、まずは興味をもって学び続けることが大切かもしれません。
資料を読む必要がある時
印刷教材には、各章の最後に「演習問題」がついていました。学んだことへの理解を問うものや、自分の考えを述べるものの他に、文献や古典的な論文を読んで答えるものがあり、時間的に「難しいな」と感じました。
というのも、講義は1週間に1回。次の講義までに読み慣れない文献や、1冊の本を読み切ることは、難しいと感じました。確かに、印刷教材を読んで講義を聞いただけでは、ほとんど頭には残らないかもしれません。演習問題は、内容をより深く理解するために欠かせないのでしょう。
そこで、読み終わらなかったものは、「単位認定試験」の後に読むことに。「単位認定試験」は、全ての講義が終わった後、単位取得のために受ける試験です。試験の後は次の学期が始まるまで2カ月位時間が空くので、その期間を利用することにしました。
読んだ資料の中で興味深かったのは、中教審答申「チームとしての学校の在り方と今後の改善方策について」(2015年12月21日)です。PDFで66ページありましたが、毎日少しずつ読み進めました。私の子供は小学校に通っていますが、今、学校の先生たちが抱える課題や国の取り組みを知ることができ、学校教育に対して新たな視点を持つことができました。
まとめ
いかがでしたか?私が放送大学の授業を難しいと思った時は、
- 苦手な「歴史」の用語が多く登場した時
- 資料を読む必要がある時
でした。何を「難しい」と思うかは、人それぞれ。「なかなか難しくて」と夫に理由を説明したところ、「えー、すごく面白そうだけど」と言われました。行き詰まった時は、身近な人に話してみると、違った見方が出来て良いかもしれません。
「勉強」から遠ざかっていると、先生のお話や、テキストの硬い文章が「難しく」感じられることもあると思います。しかし、授業に慣れてくると、スラスラと頭に入ることもあり、新しい知識を得ることに感動すら覚えることもあるでしょう。