私が放送大学への入学を決めたのは、子育ての真っ最中で、自分の時間が全く取れず、心に余裕がなかった時期でした。毎日がバタバタと過ぎ去っていく中で、「このままでいいのかな?」という漠然とした不安が次第に大きくなっていったのです。
あえて忙しい時期に勉強を始めるのは勇気のいることですが、私にとっては「余裕がないからこそ、自分のやりたいことに没頭する時間を作りたい」という切実な願いでもありました。
結果として、現在までに7学期を終え、14単位を取得することができました。たかが14単位、と思われるかもしれませんが、私にとってはコツコツと積み上げてきた努力が形になった大切な証です。無理をせずに続けてこれたことが、今の大きな自信に繋がっています。
継続の秘訣は「1学期に1科目」という欲張らない勇気
「家事や仕事と両立できるかな?」と不安に思う方に、私が一番伝えたいのは「1学期に1科目(2単位)からでいい」ということです。
私も最初は不安でしたが、1講座だけに絞れば、動画の視聴やテスト勉強の時間を何とか捻出することができました。放送大学は、自分の生活ペースに合わせて受講数を調整できるのが大きな魅力です。
テストが終わった後に届く「単位修得状況一覧(単位認定書)」という紙には、ぜひ目を通してしてください。二つ折りの紙に最初はポツンと1行だけだった科目数が、2行、3行と増えていくのを見ると、「自分はこれだけ頑張ったんだ」という達成感があり、やる気にもつながります。次はどの科目を選ぼうか、と計画を立てるのも、今では楽しみの一つになっています。
ちなみに、単位取得状況はWebでも確認できます。

失敗しない科目選び:概要欄とツールの活用
科目選びは楽しいものですが、闇雲に選ぶと「難しすぎて挫折する」というリスクがあります。また、資格取得などの目標がある方は、計画的に効率よく科目を決める必要があるでしょう。そこで私が実践している、賢い選び方のコツを2つ紹介します。
「授業科目案内」の【履修上の留意点】を良く読む
例えば、人気の「心理学概論」をチェックすると、「『心理と教育へのいざない』を履修していることが望ましい」といったアドバイスが書かれていることがあります。実際に私も、まずはガイダンス的な内容の「心理と教育へのいざない」から受講しましたが、基礎から段階的に学べたことで、スムーズに知識を吸収することができました。
※「授業科目案内」は放送大学の公式サイトで確認することができます。
https://www.ouj.ac.jp/kamoku (授業科目案内|放送大学)
「認定心理士単位表作成ツール」の活用
認定心理士の資格取得を目指すなら、このツールは必須です。自分の取得済み単位と不足単位が一目でわかるので、ゴールまでの道のりが可視化されます。「あと○単位で申請できる!」という数字が見えると、モチベーションも上がりますよ。


忙しい私の勉強ルーティン:早めに始めて、直前に追い込む
子育てや家事で忙しい私が単位を落とさずに済んでいるのは、「スケジュールを前倒しにする」ことを意識しているからです。
具体的には、科目登録の申請が始まったらすぐに手続きを済ませ、「科目登録決定通知書」が届き次第授業料を振り込みます。教材(テキスト)が早く届くようにするためです。
その後、比較的余裕のある時期に、動画視聴とテキスト読了を終わらせてしまいます。この「早めの着手」さえできていれば、急な用事で勉強できない時期があっても焦らずに済みます。
そして試験直前になったら、過去問を解き、テキストを読み直す「集中追い込み」をかけます。このメリハリが、無理なく続けるコツです。
学びの先にある、新しい景色と「ゼミ」の楽しさ
放送大学の学びは、一人で黙々と取り組むだけではありません。「心理学概論」の動画にある「こんなところにも心理学」というコーナーでは、現場で活躍する方々の姿が見られ、学ぶ意義を再確認できました。
さらに最近では、念願だった「ゼミ」にも参加しています。通信制だと孤独になりがちですが、ゼミでは他の学生さんと交流したり、先生に直接質問したりすることができます。多様なバックグラウンドを持つ仲間との会話は刺激的で、勉強がさらに楽しくなりました。
結び:最初の一歩はパンフレットから
現在の私は、まだ全ての知識が身についているわけではありません。今後は参考文献や論文にも挑戦し、いつか学んだことを実践の場で活かしたいという夢もできました。
放送大学は、何歳からでも、どんなに忙しくても、1科目から始められる場所です。
「自分にできるかな?」と迷っているなら、まずは最初の一歩としてパンフレットを取り寄せてみてください。その一歩が、あなたの生活をより豊かで楽しいものに変えてくれるはずです。
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